高校生時代 人生唯一の一目惚れをした
体育祭で障害物競走に出場したあたくし
入場門からスタート位置まで引率してくれた上級生
鼻がスッと高く スラッとした長い足
さわやかなサラサラヘアー
まるで王子様・・・

バレンタインデーに手作りのチョコに初挑戦
「ホントにオレ?」 と何度も聞かれた
なんと奥ゆかしい
ホワイトデーに「手作りではないけど・・・」
キャンディーだった
もったいなくて 食べれないまま 机の中
ベトベトになっても 捨てれない

彼が卒業のとき 
花束を渡そうと チューリップの球根20個買った
大事に大事に育て・・・
いざ 彼の卒業式 つぼみのひとつもつかなかった

途方に暮れるあたくし
形のいい苗をひとつ 小さな植木鉢に移し
「ホントは花束にして渡したかったんですが・・・」
「俺が花まで育てるよ!」

あぁ やっぱこの人を好きになってよかった
スイス人みたいなイメージの
チューリップの似合う 美しい思い出の人